【オススメ癒し系漫画10選】頑張った自分にご褒美を!毎日読みたくなる漫画
突然ですが、あなたは「癒されたい」と感じていませんか?現代社会には“悩み”が多く存在し、「疲れを癒したい」という望みは常に存在します。
本記事では、「癒し系漫画10選」を紹介します。
今回紹介する漫画は、私が日常的に親しみ、癒しを受けている漫画です。毎日1日の終わりに少しずつ読み、日々の疲れを癒していく、そんな漫画です。
では、「疲れを癒す漫画」とは何なのでしょうか?
疲れているときには、何も考えたくなくなるものです。「頭をからっぽにしながらサラッと読める」、そんな漫画が「疲れを癒す漫画」といえるのではないでしょうか。
- 難しくない
- 感情の負担がない
- ほどよく没頭できる
- 軽い読み心地
日々の生活に疲れ、癒されたいと感じている方は、お風呂に浸かりながらでも、これから紹介する「疲れを癒す漫画」を毎日1話ずつ読んでみてください。ゆるゆると疲れがほどけていきます。
ちょっと意外なほど、1日をリセットできると思いますよ。
↓ほのぼの系コメディが好きな方はこちらも参考にどうぞ
yuruyuru-entertainment.hatenablog.jp
疲れているときに読みやすい1話完結型漫画
まずは、1話完結型の漫画を紹介します。
1話完結型であれば、「さあ、読むぞ」という気合いがいりません。いつでもどこでも読めます。サクッと1話読んで、お手軽にリフレッシュできちゃうわけです。
やさしい世界ほど癒されるものはない
厳しい現実社会をしばし忘れたい・・そんな願望には、「やさしい世界」がピッタリです。
嫌なヤツが出てこない、登場人物がハードな状況に追い込まれない、それが「やさしい世界」。そんな世界の日常を味わえる作品を紹介します。
ファンタジー×ほのぼの日常系|ハクメイとミコチ
身長わずか9センチメートルのこびと、ハクメイとミコチの日常を描いた漫画です。2018年にアニメ化もされています。(アニメも歌・絵ともに良かったです)
この漫画のオススメポイントは、「温かみにあふれている」点です。登場キャラクターが皆やさしく、心が痛くなるような事件も事故も発生しません。
裁縫が大好きで料理が得意なミコチと、大工仕事をしている元旅人ハクメイの共同生活の様子を描いているのですが、性格も趣味も異なる2人がお互いを尊重しながら暮らしていく様子が魅力的です。
ミコチの料理はとってもおいしそうで癒されるし、ハクメイが大工組合に入って奮闘する様子は微笑ましい気持ちになります。2人で街に買い出しに行ったり、夜行列車に乗って遠出したり。イベントに屋台を出したり、飲み屋で朝まで博打をしたり。と、彼女たちの日常をのぞいているだけで、なんとなく自分も幸せな気持ちになれるんですよね。
「こびとと動物が共存する世界」という独自の世界も『ハクメイとミコチ』の魅力のひとつであり、ファンタジーでありながらどこか懐かしい世界観は、唯一無二です。丁寧に書き込まれた絵も、ファンタジーな世界観へ没頭できる要素です。1話読むだけでも世界観に没頭できます。
ハクメイとミコチファンブック『足下の歩き方』
『ハクメイとミコチ』の世界観にハマったら、ファンブック『足下の歩き方』も読んでみてください。
描き下ろしカラー絵満載で、それぞれのキャラクター設定について知れます。少し値は張りますが、購入してよかったと思っています。より彼らの世界を楽しむことができました。(個人的には、ハクメイとミコチのミニチュアサイズで、「屋台祭のジャムとパンのセット」など数点を再現している写真がツボでした。)
舞妓さんのグルメ漫画|舞妓さんちのまかないさん
舞妓さんたちが暮らす「屋形(やかた)」のまかないを担うキヨと、幼馴染で舞妓のすーちゃんの日常を、“食”にフォーカスして描いた漫画です。第65回小学館漫画賞を受賞しています。
この漫画の魅力は、「キヨが作る素朴でなじみ深い家庭料理」です。屋形(やかた)でキヨが日常的に作るごはんは、凝ったものではありません。まるで子供のころに母が作ってくれたごはんのように、素朴で家庭的です。だからこそ、魅力的なのです。
舞妓として日々芸を磨くすーちゃんは、頑張り屋がゆえに時に自分を追い込みすぎてしまう面があるのですが、キヨのごはんを食べるとホッと息をつくことができます。そんな2人を見ていると、こちらまであたたかい気持ちになるのです。
舞妓さんになるために青森から京都に来たキヨとすーちゃん。ぼーっとしていてマイペースなキヨは、舞妓の適性が無く、「まかないさん」となりました。一方、美人で生真面目で頑張り屋のすーちゃんは、頭一つ抜けた舞妓さんです。対照的な2人ですが、幼馴染の絆は深く、お互いのことを深く理解し、信頼し合っています。すーちゃんは、どんなときでも変わらないキヨが屋形(やかた)にいるからこそ、思いっきり頑張れるのです。
すーちゃんの淡く初々しく、せつない恋心の描写も、みどころのひとつです。けなげで可愛らしいすーちゃん。彼女の心情的な描写が多いこともあり、思わずすーちゃんを応援してしまいます。
おばあちゃんと女子高校生のBL漫画を通じた交流|メタモルフォーゼの縁側
75歳のおばあちゃんと高校生の友情を描いた、一風変わった漫画です。しかも、2人をつなぐものが、“BL漫画”という変化球です。
ですが、この漫画には読み手を選ばない面白みがあります。ゆるやかでさりげない空気感で紡がれる2人の交流がとっても微笑ましいのです。
コミュ障気味で、あれこれと考えすぎてしまううららちゃんと、主人に先立たれて寂しい思いを抱えながらも、イキイキ可愛らしい市野井(いちのい)さん。まったく異なる2人なのですが、ある日、ひょんなことからおばあちゃんがBL漫画をうっかり購入したことから交流が始まります。
2人の距離が縮まるのを見て、人と仲を深めていくときのワクワクを感じたり、互いの存在がプラスに働いているところを見て嬉しくなったりします。
うららちゃんの、自分が好きなものに相手が興味を持ってくれたときの高揚感や、オススメを聞かれたときに最高のものを紹介したくて慌てて自分の中の引き出しを検索し始めるところなど、「わかるわかる・・・」と思わずうなずいてしまいます。
表情豊かな市野井(いちのい)さんの日常を追うのが楽しいという点もこの漫画の魅力です。
市野井さんは、好奇心旺盛で素直な人です。同人イベントに参加して楽しんだり、月刊漫画の発売日を楽しみにしてワクワクしていたりします。そんな彼女の、イキイキと目を輝かせる様子に癒されます。
一方で、時々、ハッとさせられるような場面もあります。今まで考えたことが無かったけれども、漫画の発売速度と自分の余命を逆算して、「この作品のラストが見れないかも・・」と思ったりするときがいつか来るのかな・・・と思ったり。そんなことを思う自分を新鮮に思ったり。
「2019年このマンガを読め!」「2019年このマンガがすごい!」「2019年マンガ大賞」「2018年次にくるマンガ大賞」など、多くの賞を受賞している期待の作品なので、一度読んでみてほしいです。
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甘酸っぱいピュアな学生男女のたわむれ漫画|からかい上手の高木さん
中学生男女の甘酸っぱい恋愛を存分に味わえるのがこの漫画。「つき合ってはいないけどお互い何となく好きだと感じている・・・」そーんな甘くて楽しい時間を体験できます。2018年、2019年と2度に渡りアニメ化されている大人気漫画です。
この漫画は、高木さんがクラスメイトの西片をからかう様子を楽しむ漫画です。様々な「勝負」を通じて2人はじゃれ合います。「今日こそは高木さんに勝ってやる!」とか言いながら西片が高木さんの手のひらで転がされます。
「他人のイチャイチャなんて見ても楽しくねーよ」と思うかもしれませんが、一度読んでみてください。驚くほどハマりますよ。高木さん、とっても可愛いですしね。
西片と高木さんの「友達以上恋人未満」な感じがとってもイイんですよね。「こいつ、オレのこと好きなのか・・!?いや、ちがうよな・・・」という初々しいドキドキを延々味わえます。
シングルファーザー×子供×女子高生のグルメ漫画|甘々と稲妻
妻を亡くしたシングルファーザーの高校教師犬塚 公平(こうへい)が、教え子の飯田 小鳥(ことり)と一緒に、公平の1人娘であるつむぎちゃん(初登場時は5歳)のために料理をするという漫画です。「このマンガがすごい!2014」に選出され、2016年にはアニメ化もされています。
この漫画は、ズバリ、つむぎちゃんの子供らしい可愛さを楽しむ漫画です。感情をまっすぐに表現する素直なつむぎちゃんは、見ているだけで癒されますし、ときに大人の救いにもなったりします。
誰かと関係を深めたいときに、一緒に「料理をする」というのはとても良い方法なんだな~と思いました。作っているときは「おいしい料理ができるかな」と期待感で胸が膨らみますし、完成した料理を一緒に食べることができるのもイイですしね。
小鳥(ことり)の淡い恋心も微笑ましく、つむぎちゃんと公平との距離が少しずつ縮まっていく様子に、見守る側も思わず心がほどけていきます。
綺麗な絵でつづられる異国の嫁たちの生活|乙嫁語り
「エマ」で知られる森薫さんが描く、19世紀の中央アジア、カスピ海周辺を舞台に語られる「嫁」たちの物語です。20歳のアミルが、12歳のカルルクのもとに嫁いでくるところから話が始まります。「2014年マンガ大賞」で1位を取得しています。
この漫画の魅力は、丁寧に丁寧に書き込まれた綺麗な絵で、異国の文化を存分に味わえる点です。刺繍や装飾品、動物など、それぞれビッシリ描き込まれていて美しいです。著者が中央アジアの文化をとても愛しているそうなのですが、たしかに作品から愛が伝わってきます。
しかしながらただの“画集”にはなっておらず、ちゃんとストーリーも楽しめるのがこの漫画のすごいところです。愛さずにはいられない魅力的なキャラクター達が描かれているので、物語に惹き込まれるのです。
特に私が好きなのは、パリヤさんです。実はとても優しくていい子なのですが、とにかく不器用で、いつも思いとは裏腹な言動をとってしまうのです。当然、結婚の話もうまくいかず、「自分はこのまま結婚できないのでは・・」という不安に苛まれています。こんな彼女の身に、結婚話でも持ち上がろうものなら、応援せずにはいられません。(余談ですが、アミルの兄さんアゼルとその仲間のジョルクもかっこよくて大好きです。)
一読の価値ある作品なので、読んでお気に入りのキャラクターを見つけてみてください。
互いの価値観を尊重し合う2人の共同生活を見守るうちに心あたたまる
ゆるっとした2人の共同生活をのぞき見する日常系の漫画って、なんとなく癒されますよね。異なる価値観を持っている2人だけど、お互いを尊重している様子って微笑ましいと思いませんか?このまま延々とこの2人の生活を見守りたい・・・とすら思わせるような、幸せな日常をのぞき見できる漫画を紹介します。
毎日の食を通してカップルの日常を見守る漫画|きのう何食べた
弁護士のシロさんと、美容師のケンジ。男性カップルの同棲生活を描いた漫画です。2019年に西島秀俊・内野聖陽主演でドラマ化され、ヒットを飛ばしています。
(ドラマ版も、漫画の雰囲気そのままで良かったです。オープニングで2人が仲睦まじくふざけている映像が好きでした。)
この漫画の魅力は、シロさんの料理とケンジとの掛け合いです。
シロさんは、料理が大好きで、料理することでストレス解消するタイプなのですが、シロさんが料理をしていく様子を見ることで、読者の疲れも不思議と癒されていくのです。(たまにあるケンジの料理も好きですけどね)シロさんが作ったごはんを、ケンジがとってもおいしそうに幸せそうに食べるのもイイです。
シロさんとケンジは、全然タイプが異なるのですが、常に互いを尊重し合っているということが感じられる描写が多く、微笑ましいです。
シロさんは節約志向ということもあり、庶民的な家庭料理ばかりでパパっと作れるレシピも多いので、何品かは実際に作ってみたりもしています。(ヘビロテしているレシピもあります)
宗教の異なる2人の海外共同生活|サトコとナダ
日本出身のサトコと、サウジアラビア出身のナダの共同生活をつづった漫画です。「ツイ4」に掲載されていたクスっと笑える4コマ漫画ですが、単行本化もされています。「このマンガがすごい!2018」に選出されています。
異国の文化って知らず知らずのうちに固定観念や偏見を持ってしまうものですが、文化の違いをサラリと笑い(ときにホロリ)に変えてしまうのがこの漫画の魅力です。
とにかくナダがキュートなので、一度是非読んでみてほしいです。4コマなので、サラサラ読めてクセになりますよ。
独自の世界観に没頭して現実逃避できる漫画
悩みや疲れを忘れるには、漫画の世界に少しの間トリップしてみましょう。現実社会から少し離れたら、また頑張る力が湧いてくるかもしれませんよ。
ファンタジーで疲れを忘れるくらいワクワクしよう!
胸が躍るような設定の世界に浸れる良質なファンタジー漫画を紹介します。一緒にワクワクしましょう。眠る前に1話ずつ読んでいくと、素敵な夢が見られますよ。
龍肉を追うファンタジーグルメ漫画|空挺ドラゴンズ
空を駆ける龍を追う「龍捕り(おろちとり)」たちの、龍との攻防や日常生活を描く漫画です。龍肉を使った料理が魅力の1つであり、グルメ漫画とも言えます。2020年にアニメ化しています。
絵が丁寧に書き込まれているので、龍と龍捕り(おろちとり)が存在する世界にどっぷり浸かることができます。なんとなくジブリを感じる雰囲気も、ワクワクに一役買っています。
龍肉料理は架空の料理ですが、“肉料理”という感じなので、味のイメージがつきやすくおいしそうに見えます。それを食べる人々の楽しそうな描写も良いです。
主人公のミカ(男性です)は基本的にいつも「ただただ龍肉が食べたいだけの人」ですが、新人龍捕り(おろちとり)のタキタ、青臭いジローなどクイン・サザ号(飛行船)の船員仲間たちがイイ味を出しています。
魔法使いとその弟子たちの漫画|とんがり帽子のアトリエ
禁忌とされる魔法を使う悪の魔法使いに目をつけられた普通の女の子が、ひょんなことから魔法使い見習いとなる物語です。「全国書店員が選んだおすすめコミック2018」の第1位に選ばれています。
ハリー・ポッターの世界観が好きな方は、「とんがり帽子のアトリエ」の世界観にハマること必至です。
綺麗な絵で描かれる作り込まれた世界観には胸が高鳴ります。個人的には、「踏むと光る石畳」、「飛べる靴」、「大気中の水を固めて持ち運び、好きな時に使える道具」など、実用性と夢が掛け合わさった「魔法器(魔法をかけた生活用具)」がツボです。
主人公ココの弟子仲間も良いキャラクターで、ぶつかりあいながらもそれぞれが成長していく様子が描かれるので、子供が成長していくのを見守るような気持ちになります。
絵が上手いので、キャラクターがかわいい(男性はイケメン)のも高ポイントです。
癒し系漫画を読んで日々の疲れを癒しましょう
気になる漫画はありましたでしょうか?数百円で手軽に癒しを得られる読書は、日々の疲れを癒す最高の方法だと思います。
通勤中や、お風呂に浸かる間、はたまたドライヤーの最中なんかでも、“1話であれば漫画を読める”というシチュエーションは、あなたの生活の中に無数にあると思います。そんなシチュエーションを「癒し」に充ててみませんか。きっと、毎日がもっと充実するはずです。
ぜひ、毎日少しずつでも漫画を読んでみてください。
↓リフレッシュ系漫画ならこちらも参考にどうぞ。
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