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【ネタバレ無し】グッとくる胸熱ラスト「ビッグリトルライズ」感想【シーズン1】

ビッグリトルライズ

ハリウッド映画で主演を張るような豪華メンバーの共演が話題の海外ドラマ、「ビッグリトルライズ」。

あのニコール・キッドマンがTVドラマに出てる!?」というところに惹かれて、観てみました。

一言で感想を言うと、「最後まで見てよかった」。
 

さすが、エミー賞受賞作品。
 

本記事では、そんなビッグリトルライズ(シーズン1)のあらすじ・感想をネタバレ無しで書いていきます。
 

このドラマが気になっている方は、参考にしてみてください。

 

 

ビッグリトルライズ キャスト


このドラマの目玉の1つは、「超豪華なキャスト」です。
 

脚本は「アリーマイラブ」で有名なデイビッド・E・ケリー

作品を彩る女優陣は、主演級がズラリ。

(シーズン2からは、メリル・ストリープも参戦します)
 

期待値が高まりまくる要素が、ギッシリ詰まっています。

実は、「期待値が高すぎて逆にガッカリするのでは?」とイジワルな思いを抱いていたのですが、本作は予想を裏切る傑作でした。
 

セレステニコール・キッドマン

 

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美人で元弁護士、年下の夫とはラブラブ・・という一見完璧な女性を演じるのは、かの高名なニコール・キッドマンです。
 

さすがはニコール・キッドマン

50歳オーバーだとは思えぬ美貌は圧巻で、豪華絢爛な共演女優の中でも輝きがピカイチです。
 

「抑え」の演技と、抜群のスタイルが相まって(華奢で頭が小さい・・!)、どこか憂いがあって頼りなさげな美人妻役がピッタリハマっています。
 

ちなみに、ニコール・キッドマンは、本作でエミー賞・主演女優賞を獲得しています。
 

マデリン:リース・ウィザースプーン

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キューティブロンド」で、ちょっとおバカでキュートな金髪娘を演じたリース・ウィザースプーン

 
彼女が本作で演じるのは、おせっかいで仕切り屋なおばちゃんです。
 

ズケズケしながらも、情が深いマデリン。

ウザキャラながらも憎めないのは、リース・ウィザースプーンの可愛らしさがあってこそ。
 

ジェーン:シャイリーン・ウッドリー

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ちょっと影のある新参者、ジェーンを演じるのは、「きっと、星のせいじゃない。」で主演を務めたシャイリーン・ウッドリーです。
 

つらい過去を抱えながらも必死に子育てに励むジェーンを、親近感たっぷりに演じています。
 

レナータ:ローラ・ダーン

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超バリキャリで自己主張の激しい女、レナータを演じるのは、「ジュラシックパーク」を筆頭とする数々の作品に出演する実力派女優、ローラ・ダーンです。
 

ローラ・ダーンは、本作でエミー賞助演女優賞を獲得しています。
 

本作は実は「ブラックコメディ」らしいのですが、彼女のローラ・ダーンのキレ芸以外にコメディ要素が見当たらない・・。

どう見ても「ヒューマンドラマ×サスペンス」だろ・・。

本作をコメディたらしめているのは、彼女のおかげだと思っています。
 

ビッグリトルライズあらすじ

 

舞台はアメリカの高級住宅街、モントレー

美しい海岸沿いに豪奢な居を構えるセレブ妻たちの憂鬱を描いた物語です。

物語の中身はドロドロしているのですが、爽やかな景観があまりにも美しいので、陰鬱な物語がいい具合に中和されています。

(いうなれば、ハワイ版のテラスハウスといったところでしょうか)
 

彼女たちの子供が起こすいじめと、殺人事件の2軸で話が展開していきます。
 

ある日、レナータの娘アマンダが学校でいじめを受けます。

アマンダは、犯人をジェーンの息子ジギーだと言いますが、ジギーは反論。
 

マデリンはジェーンの味方をし、レナータと対立する。

2人に翻弄されるセレステだが、実は誰にも言えない悩みを抱えていて・・。

一方、何らかのイベントで殺人事件が起こった様子。

証言者の話を聞くと、どうやら彼女たちが関わっているようだが・・。
 

アマンダをいじめていたのは誰なのか?一体誰が殺されて誰が犯人なのか?
 

それぞれが抱える「秘密」とは・・
 

ビッグリトルライズ感想

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それぞれの悩みを掘りながら、ゆるゆると物語が進んでいくのですが、ラストは急展開します。

点と点が繋がって線になる様子に、思わずゾクリと鳥肌が立ちました。見事な脚本に脱帽です。
 

「セレブ妻たちの物語」という点から「デスパレートな妻たち」を連想しますが、「ビッグリトルライズ」は、「デス妻」よりも各々のキャラクターをじっくり丁寧に描いています。
 

デス妻」はエンタメ色が強いですが、「ビッグリトルライズ」はヒューマンドラマ色が強い印象です。

ちゃんと「見てよかったな」と思えるような最後になっている点も「デス妻」とは違います。

(余談ですが、「デス妻」のラスト・・何なんだよアレ。)
 

中盤までは退屈だがラストが胸アツ

 
なかなか物語が進まないので、正直中盤までは退屈に思っていました。
 

途中で「見るのやめようかなー・・」とまで思ったくらいなのですが、ラストまで観た今となっては、「最後までちゃんと観て本当によかった」と感じています。
 

ちりばめられていた要素が、あるテーマによって繋がった瞬間、思わず言葉を失いました。

ああ、すごい作品だ・・。
 

「いじめの犯人と殺人事件の真相だけ知れればいーや」と思っている方も、ちゃんと全話観てみてほしいです。
 

彼女たちの苦悩や背景を知っているからこその、深い感動を味わえると思います。
 

大人の女性に刺さるドラマ

 
このドラマは、もしかしたらティーンエイジャーや男性には刺さらないかもしれません。
 

でも、その分大人の女性にグサグサ刺さりまくるドラマなのです。
 

特に、

・夫婦関係

・DV

・子育て

において悩みを抱えている・抱えた経験を持つ方にはグッとくるかと思います。
 

共通の敵を持つと女同士の絆って急速に深まる」とか、「夫婦関係に満足していないワケではないのに満たされない気持ち」など・・。
 

女性ならではの共感ポイントがたくさんあるのです。
 

酸いも甘いも知ったる大人になったからこそ、こういうドラマが楽しめるようになったと思うと、歳を取るのも悪くないと思えます。
 

【余談】DVの恐怖と暴力の連鎖について

 
本作の大きなテーマの中の1つが、「暴力の連鎖」です。
 

暴力は暴力を生む」と言いますが、本作を通じて、日常に寄り添った形でその意味を理解しました。
 

また、DVから抜け出すことの難しさを改めて感じました。

DVを受けている最中に「被害者側がその状況が異常だと認識できない」という点が一番難しい。
 

「自分が悪い」と思いこんでしまったり、恥じたり、相手への愛情だったり。

色々な思いが複雑に絡まり合って、理性的に判断できなくなってしまうのです。
 

DVっていうのは意外と身近で、誰にでも起こり得る。

それまで愛情深く愛してくれた彼氏や旦那から、いきなり暴力を振るわれたとしたら?

すぐに「別れる」という判断ができますか?
 

たくさんの思い出があって情もある相手と別れるのは精神的に辛く、「大丈夫」と自己暗示をかける方が実はラクだったりもします。

それに、恐怖が心を支配してしまうのです。(作中でキャラクターが暴行を受けた後は、加害者が出てくるたびに見ているこちらまでビクビクしてしまったくらい)
 

そんなDVの怖さが、キャラクターの目を通じてリアルに描かれています。

 

まとめ:Amazonプライムから観れる 


まとめるとこんな感じです。

・サスペンスと人間ドラマ両面の魅力アリ

・特に大人の女性には刺さる

観てよかった」と思える濃厚なドラマなので、気になった方は是非見てみてほしいです。

Amazonプライムビデオ(ビッグリトルライズ|Amazonプライムビデオ|30日間無料体験)から観ることができます。

 

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